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【jobとworkの違い】それぞれの意味と正しい使い方は?

みなさんは「仕事」という意味の英単語、「job」と「work」を正しく使い分けることができていますか?
例えば、「私は今日、仕事があります」という文を英語で伝えるとき、「I have work today」もしくは「I have a job today」のどちらで訳したらよいか迷ってしまうという経験をされる方は少なくないと思います。

一見、同じように見える「仕事」という意味の英単語でも、ネイティブの方からすると、実はかなり違った意味・ニュアンスの英単語なのです。

この「job」と「work」をしっかりと使い分けられるようになると、自分の本当に伝えたい意味を含んだ「仕事」という単語をネイティブの相手に伝えることができるようになります。

では、「job」と「work」の違いとは一体何なのでしょうか。この記事では、この2つの英単語の意味の違いと、使い方を解説していきたいと思います。

「job」と「work」の違い

結論から言いますと「job」と「work」の意味・ニュアンスの違いは

【Job】

・専門的な職業や地位

・単純労働・ある特定の1つの業務

【work】

・専門的ではない包括的業務や雑務

・不特定多数のやるべきこと

・「仕事」全体を表す

という点で分けることができます。

これだけですと、少し意味が分かりづらいですよね。では、「job」「work」を比較しつつ、紐解きながら理解をしていきましょう。

【1】「job」専門的な職業・地位 /「work」専門的ではない包括的業務や雑務

「job」専門的な職業・地位

ここでいう専門的な職業・地位というのは、「医師や弁護士、教師などの1つの専門分野に特化した、その人にしかできない仕事」のことを指します。

専門性の高い仕事は、それ以外の業務、例えば職場の掃除や書類整理・メール対応などはほとんど行いませんよね。多くの場合が、雑務を行うスタッフや事務の人がおり、医師や弁護士・教師はそれぞれ「診察」「弁護」「教える」といった特定の仕事をメインに行います。

このように「特定の分野に特化した専門性の高い仕事」を示す場合に「job」という単語が使えます。これは士業に限った事ではなく、エンジニア・営業マン・デザイナーやプログラマというような「行う仕事がきっちり決まっている」会社に勤めている場合の「仕事」の意味にも使うことができます。

「work」専門的ではない包括的業務や雑務

一方で、医師や弁護士のような特定の人にしかできない仕事の反対の「ほとんどの人ができるような業務全般や、日常の雑務もろもろ」のことを示す場合は「work」を使います。

「家事」という意味の英単語「housework」という単語をイメージいていただければわかりやすいでしょうか。「家事」とは、何か1つのことを集中して行うものではなく、「家でやらなければならないたくさんの仕事・もろもろの雑務」のことですよね。

このように特定の業務ではなくもろもろの雑務を示す場合には「work」を使用すると、より相手に伝わりやすい英語になります。

例文

例文①

「私は新しい仕事 (医師や弁護士としての)を探しています。」

「I’m looking for a new job as a doctor(layer).」

【解説】この場合、言い手の探している「仕事」というのは、専門性のある医師や弁護士といった仕事です。このような場合は「job」を使いましょう。

 

例文②

「私は今日、会社でやらなければいけない仕事 (メールやコピー・書類整理もろもろ)がたくさんある」

「I have a lot of work to do at the office today.」

【解説】この場合の仕事は、ある特定の仕事を示しているのではなく、たくさんの雑務・もろもろの業務のことを示しているため「work」を使います。

【2】「job」単純労働や特定のやるべき業務/「work」不特定多数のやるべきこと・仕事全体

【1】では、「job」を専門的な職業・地位と解説をしましたが、それ以外にもニュアンスがあります。

それは、「単純労働・やるべき1つの業務」を示す場合です。一見すると、【1】で解説した、専門性の高い仕事と全く反対の意味に見えますが、「“1つ”のやること(仕事・専門)」という点で一致していますよね。

この「1つ(単体)」というニュアンスこそ「job」の表す意味の真髄と言っても過言ではありません。

「job」単純労働や、特定のやるべき業務

ある人が今日中にやらなければならない仕事があるとしましょう。

それが1つの単純業務、例えば休日に送らなければならないメール業務があるとします。その場合、仕事はメールを送ること「だけ」ですので、この場合は「job」になるのです。

他にも、今日あなたが会社でする仕事が書類整理「だけ」だとします。そのような場合も、書類整理「だけ」をすれば仕事は終わりなので「job」になるのです。

このように、特定の決まった1つの業務や、やらなければならない1つの事柄を指し示すときに「job」を使うことができます。

「work」不特定多数のやるべきこと・仕事全体

一方で「work」は、「不特定多数のやるべきこと・仕事全体」を意味します。

例えば、先ほどの例と同じように、ある人が休日にやらなければいけない仕事があるとしましょう。その仕事が、会社の仕事・家事・手伝いなどいくつかやるべきことがある場合、その仕事を全てまとめて「work」と表します。

1つ1つの個々の仕事が「job」とすると、「work」は仕事全体・すべての仕事の総括を示すのです。

例文

例文①

「皿洗いは私の仕事だ。」

「Washing dishes is my job.」

【解説】この場合、言い手の仕事は「皿洗い」という1つの単体業務を示しているため「job」を適用することができます。

 

例文②

「家のことでやるべきことがたくさんあります。」

「I have much work around home.」

【解説】この場合の「こと(仕事)」とは、1つの単純業務ではなく、家事や子供の世話だったり、はたまた買い物であったりと、様々な意味の仕事が含まれていますよね。このような「不特定多数のやるべきこと・仕事全体」を表す場合は「work」を使います。

 

例文③
「私は仕事を探している」
「I’m looking for【a job】or【work】.」

【解説】

では、この場合はどうでしょうか。

正解は、【どちらも正しい】です。

もちろんどちらも正解と言っても、ニュアンスは変わってくるため、言い手がどういう意味で伝えたい「仕事」なのか、「job」か「work」で変える必要があります。

・「job」の場合
例えば、あなたは今現在働いておらず、「そろそろ仕事をしたいな。特定の場所で、何かしっかり働けるところで働きたいな。」と思っているとしましょう。

この場合、あなたが求めているのは「特定の職場で特定の仕事をすること」ですよね。そういう意図を含み、相手に仕事を探していると伝えたい場合には「I’m looking for a job.」になるのです。

・「work」の場合
今あなたは、特に何もすることがなく、とりあえず「働きたい」というのを相手に伝えたいとしましょう。手伝い・雑務・バイト・正社員、とりあえず仕事を探している状態です。

そのような場合「I’m looking for work」の方を使うと、「何かやることない?」または「どこか働けるところない?」「仕事何かない?」といったニュアンスを相手に伝えることができます。

「work」という大きな仕事の枠組みの中に、「job」という個々の仕事があるというイメージです。

【work】

・大まかな枠組みでの「仕事」
・やらなければならないいくつかの仕事
・雑務
・家事全般
・包括的な「職業」

その中の【job】

メール     ・専門職
・皿洗い     ・デザイナー
・料理      ・弁護士
・書類整理    ・先生
・ゴミ捨て    ・エンジニア
・子育て     ・歌手

動詞でも使える「work」/使えない「job」

先ほどまで、「job」と「work」の意味上の違いについて説明をしてきましたが、この2つには意味以外にも決定的な違いがあります。それは「動詞」として使えるか使えないか、という点です。

「work」という単語は、「仕事」という意味の他にも「働く」という意味の動詞として使うことができますが、「job」は「仕事」という名詞のみで、「働く」という動詞にはなりません(厳密にいうと、動詞にならなくもないですが、かなり特殊な場合ですので基本的にはないと思っていただいて大丈夫です)

下の例文を見ていきましょう。

例文①「私は今、職場で仕事中です。」

「I’m working at office now.」→◎

「I’m jobbing at office now.」→×

例文②「彼は医者として働いています。」

「He works as a doctor.」→◎

「He jobs as a doctor.」→×

いずれも「働く・働いている」という動詞を使った例文ですが、このように「job」は動詞として使うことができない単語なのです。

では、意味上の違いで説明をした「job」=特定の場所で、特定の仕事をしている、という英語を動詞を使って相手に伝えたいときはどうすればよいのでしょうか。

そのような場合は
「I work as a (特定の仕事)」
「I work at (特定の場所)」
のように「asとして 」「at~場所で」など、「work」という動詞を限定してあげる語を後につけることで「job」(特定の仕事・職場)の意味合いを表すことができます。

まとめ

この記事では「job」と「work」の違いや、それぞれの使い方などについて解説をしましたが、いかがでしたでしょうか?

ただ何となく使っていた「job」と「work」でも、1つ1つ紐解いてみると、意味やニュアンスが想像以上に違いますよね。

もちろん、どちらの単語を使ったとしても全くの間違いというわけではなく、「仕事」という意味ではネイティブの方に意味は通じます。

ですがこの2つの「job」と「work」を明確に使い分けられるようになると、本来の自分の思っている「仕事」という意味も含めて会話で表現することができるようになるので、意思疎通がスムーズに行えるようにもなるのです。

きっと「job」と「work」を意識せずとも使い分けられるようになった時には、もうあなたは英語初心者から中級者・上級者!今日から是非、英会話で積極的に取り入れてみてくださいね。

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