「1年で英語が話せる」と謳っている英会話コーチングサービスのトライズ。「一体どんな学習法を教えてくれるの?」と気になっている方も多いはず。
そこでこの記事ではトライズの受講を検討している方向けに、トライズで使用されている教材やテキストについてまとめてみました。
<トライズって?>
1年間で1000時間という時間をかけ、英語力を向上させるための英会話コーチングサービス。従来の英会話教室のように英語を教えるのではなく「一人一人に合った学習法」をコーチングすることで、「本当に使える英語」を身に付けることができる。ネイティブ講師によるレッスン×専属コンサルタント×圧倒的な自己学習時間で効率的に英語を学ぶことが可能。
トライズにテキストはない?
結論から言うと、トライズにはオリジナルテキストはありません。
トライズは1年間で効率的に英語を学び、「実践で使える英語力・仕事や海外でも使える英語力」の習得を目標にしています。
オンライン英会話や英会話教室のように、外国人講師と一緒にテキストを進めながら一緒に理解していくというスタイルとは異なり、「一人一人に合った英語学習を自分で行うこと」「効率よく英語を習得すること」にフォーカスをしているため、「みんな一緒のオリジナルテキスト」というものは存在しません。
多くの英会話教室では、レベル分けテストが行われ、そのレベルに応じたテキストを使ってレッスンを受けます。しかし、レベル分けされた受講生のなかでもリスニングが苦手な人や読み書きが苦手な人など、「苦手分野」はそれぞれ。オリジナルテキストを使ってしまうと、「一人一人に合った学習」をすることは困難です。
トライズは「完璧にその人に合った学習法を効率よく学んでもらう」ことをモットーにしていますので、オリジナル教材は使わずに、その人にピッタリな市販の教材をコンサルタントが厳選。その教材を使って英語学習を進めていきます。
「市販の教材で大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、実は各英語教室のオリジナルテキストよりも、市販の教材の方が質が高かったりします。単語や文法、TOEIC用全てにおいて細かく「目的」や「レベル」によって分けられたものばかりですので、自分に合った学習ができるのです。また、歴ある出版社や教育社から出されている教材は研究しつくされているので、相当質がいいものばかり。
トライズで使われている教材
とはいえどんな教材が使われているか気になりますよね。そこで市販のトライズで使われている教材について調べてみました!
トライズで使われている市販教材の特徴は、リスニングとスピーキング特化型のものが多かったという点です。英会話コーチングサービスでは、卓上の勉強よりも「実践で使える英語力を鍛える」ことにフォーカスしています。そのためそのような教材が多いのでしょう。

トライズで使用するスピーキングのテキスト
調べてみたところ、トライズのスピーキング強化で使われる教材は以下のものでした。(これ以外にももちろんあるかと思います。)
メモ
- たったの72パターンでこんなに話せる英会話
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
- すらすら話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
- 決定版 英語シャドーイング(超入門)
- 即戦力が身に着くビジネス英会話
- 英語で話す力。141のサンプルスピーチで鍛える
市販の教材ですので、楽天でも確認をし、ユーザーからどの程度の評価を貰っている教材なのかも記載していきたいと思います!
たったの72パターンでこんなに話せる英会話
英会話初心者さん向けのスピーキング教材です。~TOEIC500点の方向けには、まず初めにこのスピーキング教材を使用することが多いそう。
文中に出現する単語のレベルも非常に易しく、今すぐに使える簡単な英語フレーズが紹介されているためとっかかりに最適な1冊と言えるでしょう。中学レベルの英語を「思い出す」のにも丁度良い教材です。
CDは日本語が流れる→すぐに英語が流れるというように、本に記載されている英文がひたすら流れる構成。聞き流しながら英文を頭に落とし込み、口に出して話す練習をすることで、徐々に英語に慣れていくことができます。
「TOEICはそこそこ高得点だけれど、話すことが苦手」「英語アレルギー」という方にも非常に良い一冊です。
楽天評価:4.5点/5点中
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
この本は本当にオススメの1冊。筆者の私も使用したことがあり、かなり英会話力が上がりました。
英語を話すには、ただ単語の羅列だけでは会話になりません。英語を話す際には、英文の構造を理解して瞬時に頭の中で文章を構成し、それを口に出して話す必要があります。
この「文の構造を理解して頭の中で文章を構成する」ことが日本人は本当に苦手。日本人が英会話ができない理由は、この文構造ができないという点にあるとも言われています。
この教材は、ます初めに「This is ○○」「My○○is~」といった簡単な中学校1年生レベルから始まり、WhatやHowなどの5W1Hを使った文章、SVOCやSVOOの文構造など、徐々にレベルアップをしていきます。文の組み立て方を学ぶことができるのです。
この教材もひたすら日本語を英語に言い換えていくという趣旨の教材ですが、1冊を学習し終えたときには、教材で学んだ文構造で会話ができるようになっていました。
楽天評価 4.3点/5点中
すらすら話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
これは先ほど紹介をした「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の上級バージョン。上級と言っても出てくる英語は中学校~高校1.2年生レベルの英語です。
トライズでは、先ほどの教材を学び終えた後にこちらに移ることが多いようです。
中身の構成は、前半が「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」と似たような内容で、単語が別のものに入れ替わっている構成。「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をやり終えた後に、本当に内容を落とし込めているのか復習ができる内容になっています。
後半は、難易度が上がり、少し長めの英文が登場します。1つの文の中にいくつかの文型が含まれている少し複雑な文構造になっており、より高度な会話ができるようになるための練習が可能。前半をきちんと理解してこなせるようになっておかないと、後半は難しく感じるかもしれません。
簡単な日常英会話だけでしたら「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の学習で良いかもしれませんが、プレゼンやビジネス英会話をするとなるとこちらの「すらすら話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」のマスターも必須です!
楽天評価 4.6点/5点中
決定版 英語シャドーイング(超入門)
「シャドーイング」とは、英語を聞きながらそれを真似して発声する(読む)勉強法のことです。もともとは通訳士の養成のために生まれた学習法ですが、英会話力向上に非常に効果があるということで、英語学習法の定番になりました。
トライズでは、カリキュラムの中にこの「シャドーイング」が含まれており、初心者~中級者に人に対しては、こちらの教材が使われることが多いようです。また、他の英会話コーチングスクールでもこの教材はよく使われています。
教材の始めのほうは「はじめまして」の英会話から始まり、最後の方にはインタビューやスピーチ、ニュースの読み上げなどが出てきます。英会話初心者でもステップを踏みながら、徐々にレベルアップできる内容になっているのが特徴です。
トライズでは「決定版 英語シャドーイング」を使いながら、次のような学習ステップを踏みます。
<トライズのシャドーイングステップ>
①リスニング
まずは口を動かさずに音声だけを繰り返し聞く。ここではおおまかな話の流れを理解します。
②マンブリング
「マンブリング」とは「つぶやく」という意味。発音や正確性にはこだわらず、聞こえてくる音声を聞こえてくるままにモゴモゴト発声します。
③テキストチェック
マンブリングで聞き取れなかった部分をテキスト上でチェックします。その後音声を聞きながら解説を読み、「音と文字の紐づけ」を行います。この段階で文の全ての意味を理解して、分からない部分が可能な限りない状態にしておきましょう。
④シンクロリーディング
テキストを見ながら音声を聞き、耳から聞こえてきた音声を発音します。最後のステップの前段階ですので、次に何も見ずにシャドーイングができるよう、可能な限り音声だけを聞きながら発音できるようにします。
⑤シャドーイング
ここではテキストを見ずに流れてくる音声を追いかけるように発音します。どうしても聞き取れなかった箇所は適宜テキストで確認をし、理解ができるまでシンクロリーディング→シャドーイングを繰り返します。
シャドーイングは効果が高い一方で、初心者が一人で行おうとすると、間違った発音が身に着いてしまったり、全く効果のないやり方をしてしまったりなどのリスクもあります。そのようなリスクを避けるために、トライズでは専属コンサルタントがシャドーイングの正しい方法をイチから享受してくれるので安心して取り組むことができます。
楽天評価 4.5点/5点中
即戦力が身に着くビジネス英会話
英会話力が中級~、かつ仕事で英会話が必要な方にはこの「即戦力が身に着くビジネス英会話」が使われることが多いようです。
取引先相手との「はじめまして」の自己紹介から、お出迎え、対面でのやり取り、電話でのやり取り、会議でのやり取り、交渉でのやり取りなど、実際のビジネス上でよくあるコミュニケーションを実践的に英語で学ぶことができる1冊です。
同じ英会話でも日常英会話とビジネス英会話では、求められることや、会話のレベル、内容も全く異なるため、「日常英会話ならできていたけれど、仕事でも英語が必要になる」といった方にピッタリだと思います。
一方で、「初心者には難しすぎる・まずは基礎を固めないとこのテキストはできない」という口コミも多く見かけましたので、トライズではある程度英語が理解できる人向けにコチラのテキストが使われる可能性が高いです。
楽天評価 4.4点/5点中
英語で話す力。141のサンプルスピーチで鍛える
こちらの教材は「スピーチ」に特化したスピーキング力を養うための教材です。
単なる英会話でなく、自分の考えを相手に伝えたり、述べたりするときに使える言い回しパターンを身に付けることができます。
この教材も先ほどのビジネス英会話教材と同様、少し難易度が高めの内容になっているため、トライズでは6か月目以降に使われることが多いようです。
章ごとにテーマが決まっており、それぞれ反対の立場、賛成の立場に立って意見を述べていく構成。さまざまな立場からの意見を述べる際に使えるフレーズが非常に分かりやすく掲載されていました。英語で会議や議論を行う仕事をされている方にはピッタリの教材と言えるでしょう。
楽天評価 4.7点/5点中
トライズで使用するリスニングのテキスト
トライズで使用するリスニングの教材を調べたところ、以下のものを使ったという体験者の声が多く見つかりました。
メモ
- スクリーンプレイシリーズ
- TEDトーク
トライズで使用するリスニングのテキストは、主に「スクリーンプレイシリーズ」のようです。
スクリーンプレイシリーズは、実際の映画のセリフがすべて100%英語で文字に起こされているテキスト。英語のセリフに対して、日本語訳と解説が記載されており、実際に話される生きた口語英語を学ぶことができます。
実際に会話をするスピードで英会話が流れるので、レベルはかなり高め。トライズのレッスンの後半あたりにこのテキストを使用したリスニング学習が行われます。トライズでは、いくつかの「スクリーンプレイシリーズ」の中から自分の好きな映画教材を選択できるようです。
さらに上級者になると「TEDトーク」というさまざまな著名人のプレゼン動画を見てリスニングを強化します。
スクリーンプレイシリーズ「プラダを着た悪魔」
トライズで人気の高い教材は「プラダを着た悪魔」のようです。実際に映画を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
冴えない主人公が、有名ファッション誌の会社で働くことになり、どんどん女性として美しく磨かれていくストーリーです。映画自体の内容も凄く面白く、評価も高いため、楽しみながら高度な口語英語を学ぶことができる1冊となっています。
因みにトライズの社長は、この「スクリーンプレイシリーズ」の「ウォール街」で英語を勉強したそうですよ!
TEDトーク
「TEDトーク」とは、教材というよりも、ネット上で無料で閲覧可能なスピーチ・プレゼン動画です。
各界で有名な著名人や専門家が、テクノロジー・生活・ジェンダー・環境・知能などについて、個人の見解や体験をスピーチ・プレゼンします。基本的にその人の専門分野について語られるので、非常に高度な英語を使った内容となっています。
トライズではTOEIC800点~900点台に人に対して「TEDトーク」での学習が推奨されるようです。
「TEDトーク」は同時に日本語翻訳も見ながらスピーチを聞けますので、興味のある方は一度ネットで検索してみて聞いてみてはいかがでしょうか?スピーチの内容も、とても感銘を受けるものが多く、英語以外にも学べることが非常に多いですよ!
トライズの個人カリキュラム例
トライズでは個人のレベルに合わせて、一体どのようにカリキュラム・使用テキストが組まれているのでしょうか。
2つのレベル別を例に見てみましょう。
英語中級者のカリキュラム例
トライズを受講している生徒のうち、約50%が英語中級者(TOEIC455~745点)だと言われています。
英語中級者の場合は、英語の基礎力はすでに身に着いていることが多く、その基礎力や知識を英会話として話せるようになるためのトレーニングをメインに行います。
<スピーキング>
・どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
(上記教材の単語や動詞を入れ替えたパターンプラクティス)
<リスニング>
・易しめなスピーチ教材でシャドーイング
<レッスン>
・ディスカッション用の教材
(上記教材を使用してネイティブ講師とディスカッションの練習を行う。教材はあらかじめ予習しておき、予習した内容をネイティブ講師相手に話すトレーニングを行う)
英語上級者のカリキュラム例
トライズ受講生の約25%は英語上級者(TOEIC750点以上)です。
上級者はより高度な英会話を、ロールプレイやプレゼンなどの実践的なレッスンで学びます。
<スピーキング>
・よりリアルな会話やスピーチ
(さらに高度で活きた英語が話せるようになるために、教材だけでなく実際の英会話やスピーチから会話表現を学ぶ。スピーチや記事の要約の練習なども行う。)
<リスニング>
・映画「スクリーンプレイシリーズ」を用いた高度なリスニング
・多聴
(会話のスピードが速く、口語表現も学べる映画教材を使用したシャドーイングやTEDなどの難しいスピーチのシャドーイングを行うことで、ネイティブの会話も理解できる力をつける。)
<レッスン>
・興味に合ったディスカッショントピック教材
(私生活や仕事で実際に話しそうな話題を中心に、ネイティブ講師相手にディスカッションを行う。上級者は事前準備や予習なしでディスカッションを行い、即戦力を身に付ける。)
まとめ
今回はトライズで使用されている教材について紹介をしましたがいかがでしたでしょうか?
トライズで使用している市販の教材は、すべて学習効果が非常に高く「英語を話せるようになる」ということに特化したものが多いということがお分かりいただけたかと思います。
トライズでは、個人に合った教材×コンサルタントの手厚いサポート×ネイティブレッスンで、1年間で飛躍的に英語力を伸ばすことが可能。ぜひこの機会にトライズを利用して、一生モノの英語力を身に付けてはいかがでしょうか?
トライズの無料カウンセリングを受けてみよう!
・1年間1,000時間の学習で英語が話せるようになる。
・継続率91.7%!トライズなら1年間の学習も継続する。
・ネイティブ並みの英語は目指さない!自分にとって必要な英語力を身に着けるのがゴール。
・「グループレッスン」「プライベートレッスン」「フリートークレッスン」の3つの授業!レッスン重視の英語コーチングスクール!
・専属日本人コンサルタントとネイティブ講師が学習をサポート!
・料金は高くても満足できるサービスを利用したい人
・自分の目標に向かってゴールを決めて勉強したい人
・より実践的なレッスンを重視したい人
トライズの料金は他のスクールに比べて高いですが、満足できなかったら入会後1か月以内であれば全額返金保証があります。またオンラインのみでのレッスン受講も可能です。まずは無料カウンセリングで自分の求めている学習内容かしっかり確認しましょう!